葉酸の効果

モノグルタミン酸型葉酸とポリグルタミン酸型葉酸の違いって何?

 

葉酸には、モノグルタミン酸型葉酸とポリグルタミン酸型葉酸があるのをご存知でしょうか?
同じ葉酸でも、それぞれにメリットとデメリットがあります。
お腹のなかの赤ちゃんの健やかな成長のために適切な葉酸を選べるように、その二つの違いについて見ていきましょう。

モノグルタミン酸型葉酸について

モノグルタミン酸型葉酸とは、人工的に作られた葉酸です。
その製造方法には様々なものがあるようですが、化学合成されたものの他に、葉酸を高濃度に含む酵母を培養して葉酸を抽出しているものもあります。
一部商品には「葉酸含有酵母」と書かれているものがありますが、これもモノグルタミン酸型葉酸が含まれています。
合成、と聞くと不安に思う人もいらっしゃるかもしれませんが、そんなモノグルタミン酸型葉酸のメリット、デメリットをご説明します。

モノグルタミン酸型葉酸のメリット

厚生労働省が摂取を推奨している

厚生労働省では、妊娠を望んでいる女性と妊娠中の女性に対して、一日あたり400µgのモノグルタミン酸型葉酸をサプリメントから摂るように推奨しています。
これは、お腹のなかの赤ちゃんに先天性の神経管閉鎖障害などが起こるのを予防することを目的としています。
サプリメントの摂取により神経管閉鎖障害のリスクの70~80%が予防できると言われているため、赤ちゃんの重要な器官が形成される妊娠前から妊娠12週までは、しっかりとサプリメントから摂取するようにしましょう。

エビデンス(科学的根拠)がある

厚生労働省が葉酸をサプリメントで摂取するよう推奨している根拠となっている研究報告は、そのほとんどがモノグルタミン酸型葉酸での研究によるものです。
合成葉酸に抵抗がある方もみえると思いますが、副作用や摂取量による影響についても十分に検討されているものであるため、安全に最適な量の葉酸を摂取できると言えるでしょう。

吸収率が高い

そのままの形で吸収が可能なモノグルタミン酸型葉酸は、ポリグルタミン酸型葉酸と比べて吸収率が格段に高いです。
食品由来の葉酸の吸収率は25~50%程度であるのに対して、モノグルタミン酸型葉酸の吸収率は80~85%程度にもなり、より多くの葉酸を生体内で利用することができます。

サプリメントが安価で続けやすい

サプリメントは薬ではありませんので、継続して飲むことに意味があります。継続して飲むためには、毎月ある程度お金がかかりますし、コストパフォーマンスも気になるところですよね。
モノグルタミン酸型葉酸は、安定的に供給が可能であるため、価格を抑えることができ、これは私たち消費者にとってもメリットとなります。

粒が小さいものが多く飲みやすい

錠剤に成型するときに粒を小さくすることが可能で、飲みやすいため、つわりなどでサプリメントを飲むのが辛い場合にも利用することができます。
酵母由来のもののなかには、粒が大きかったり、独特の匂いがあるものもありますので、ご自身の体調に合わせて選ぶとよいでしょう。

モノグルタミン酸型葉酸のデメリット

添加物に注意が必要なものもある

安価で手に入れやすいモノグルタミン酸型葉酸ですが、あまりにも安価なものの中には添加物が多く含まれているものもあります。
サプリメントのメーカーや原材料表示などをよく確認して、信頼できるものを選ぶようにしましょう。

天然型酵母葉酸とは

サプリメントの原材料表示を見ると、「葉酸含有酵母」と記載があるものがあり、天然なのか合成なのかよく分からないという声をよくお聞きします。
この葉酸含有酵母とは、モノグルタミン酸型葉酸を酵母に添加して、酵母を培養したものから、葉酸を抽出したもののことで、抽出された葉酸もモノグルタミン酸型です。
合成、という言葉に抵抗がある消費者の声を反映して製造されている商品ですので、全くの合成葉酸よりは受け入れられやすくなっています。

ポリグルタミン酸型葉酸について

ポリグルタミン酸型葉酸とは、天然葉酸とも呼ばれ、私たちが普段食べている食品由来の葉酸の形です。サプリメントの原材料表示を確認して、天然の食品しか記載されていない場合や、「ポリグルタミン酸型葉酸」と記載がある場合は、食品から抽出した葉酸が配合されていることを意味しています。
天然という響きはなんとなく体によさそうな印象を受けますが、実際はどうなのでしょうか?
そんなモノグルタミン酸型葉酸のメリット、デメリットをご説明します。

ポリグルタミン酸型葉酸のメリット

食品から摂取することができる

食品中には、ポリグルタミン酸型の葉酸が含まれています。
わざわざサプリメントを取らなくても野菜などの葉酸を多く含む食品を積極的に摂ることで必要量を補うことは可能です。
厚生労働省がサプリメントでの摂取を推奨する期間以降は、ご自身の判断で天然葉酸に変更したり、食品から摂取することもできます。

過剰摂取のリスクが低い

健康のために複数のサプリメントを併用している方も多いと思います。
それぞれのサプリメントの内容をしっかり把握していないと、葉酸が重複してしまい、過剰摂取のリスクが高まります。
食品から葉酸を摂取する分には、過剰摂取の心配はほとんどありませんし、サプリメントでポリグルタミン酸型葉酸を摂る場合も、吸収率が低いので過剰摂取のリスクは低いと言えます。

体への負担が少ない

サプリメントは薬ではありませんし、葉酸は水溶性ビタミンなので肝臓への負担は比較的少ないものです。
しかし、食品から摂るよりは一度にたくさんの成分を摂るので、代謝のために肝臓には負担がかかります。
しかし、ポリグルタミン酸型葉酸は小腸で分解されてから吸収されるので、一度にたくさん吸収されることがないため、あまり負担がかからず、体にも優しいです。

ポリグルタミン酸型葉酸のデメリット

吸収率が低い

食品などからポリグルタミン酸型葉酸を摂取した場合、葉酸はそのままの形で吸収されるのではなく、小腸でモノグルタミン酸型に分解されてから吸収されます。
そのため、直接モノグルタミン酸型葉酸を摂取する場合よりも吸収効率が悪く、腸内環境の影響も受けやすいです。
その吸収率は、一般的には25~50%程度で、高い人でも70%程度と言われています。

食品によって吸収率が違う

食品は口に入ったあと消化管を通って消化吸収されますが、その食品の種類によって消化しにくかったり、吸収率が大きく異なります。
高いものでも50%程度ですので、必要量をしっかり摂るためにはたくさんの食品を摂取する必要があります。

まとめ

合成葉酸であるモノグルタミン酸型葉酸と、天然葉酸であるポリグルタミン酸型葉酸の違いについてご理解いただけましたでしょうか。
様々なメーカーからたくさんの種類のサプリメントが出ているので迷ってしまう方も多いと思いますが、売り文句に惑わされることなく、ここでご紹介したことを参考にして、より良いものを選んでいただければ幸いです。
一概にどれがいいとは言えませんが、厚生労働省が推奨している期間は、合成葉酸を摂取するのがよいと思います。
それ以降の期間については、それぞれのメリットとデメリットをよく検討して、自分の体調に合わせて納得できるものを選ぶようにするとよいでしょう。

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